映画「NY LIVE! ニューヨーク・アニバーサリーライブ」についてまとめました。
この作品は、ポール・マッカートニーやボンジョヴィら4組の超一流アーティストのニューヨークでのライブを映像化したものです。
ライブの動画(Youtube)を紹介します。
参考:ビートルズ曲ランキング
ポール・マッカートニー
題名:「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ」
(Good Evening New York City)
日時:2009年
会場:ニューヨークのシティフィールド(Citi Field)
趣旨:米プロ野球のメジャーリーグ球団「ニューヨーク・メッツ(Mets)」の本拠地シェイ・スタジアム(シェア・スタジアム)が老朽化により解体され、2009年、その隣に新しく「シティ・フィールド(Citi Field)」ができた。そして、その新球場で最初にコンサートを行ったのが、元ビートルズのポール・マッカートニーだった。
シェイ・スタジアムといえば、1965年8月、ビートルズが初めてスタジアムでのライブを行った場所である。ロック史上、野外球場でのコンサートは史上初めてだった。5万5600人の観客を動員し、これも当時の史上最多記録となった。観客の中には、ローリングストーンズのミック・ジャガー、キース・リチャーズ、後でポールと結婚することになるリンダもいたという。
それ以来、ポールにとって、シェイ・スタジアムは思い入れのある場所となった。それから44年。現役で勢力的に活動を続けるポールは、新球場で33曲ものナンバーを披露する。その中には、亡き盟友・ジョン・レノンの曲もあった。
このコンサートの模様は、「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ~ベスト・ヒッツ・ライヴ」というタイトルで、CD+DVDとして発売された。
ポール・マッカートニーのNYライブの動画
曲順 | 曲名 | 動画 (Youtube) |
備考 |
---|---|---|---|
1 | 「ドライブ・マイ・カー」 (Drive My Car) |
動画→ | 1965年のビートルズの曲 |
2 | 「ジェット」 (Jet) |
動画→ | 1973年のソロの曲 |
3 | 「オンリー・ママ・ノウズ」 (Only Mama Knows) |
動画→ | 2007年のソロの曲 |
4 | 「フレイミング・パイ」 (Flaming Pie) |
動画→ | 1997年のソロの曲 |
5 | 「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」 (Got to Get You into My Life) |
動画→ | 1966年のビートルズの曲 |
6 | 「レット・ミー・ロール・イット」 (Let Me Roll It) |
1973年のソロの曲 | |
7 | 「ハイウェイ」 (Highway) |
動画→ | 2007年のザ・ファイヤーマンの曲 |
8 | 「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」 (The Long and Winding Road) |
動画→ | 1970年のビートルズの曲 |
9 | 「マイ・ラブ」 (My Love) |
1973年のソロの曲 | |
10 | 「ブラックバード」 (Blackbird) |
1968年のビートルズの曲 | |
11 | 「ヒア・トゥデイ」 (Here Today) |
動画→ | 1982年のソロの曲 |
12 | 「ダンス・トゥナイト」 (Dance Tonight) |
動画→ | 2007年のソロの曲 |
13 | 「カリコ・スカイズ」 (Calico Skies) |
1997年のソロの曲 |
ニューヨーク生誕350周年
NYを愛する4大アーティストが行った、NYの街を舞台にした伝説のライブ!4作品をシリーズ上映。
1664年、「ニューアムステルダム」の名から、新名称「ニューヨーク」へ改名された。あれから350年―。 このニューヨーク生誕350周年を記念し、この地にゆかりのある4大アーティストによる≪伝説のライブ≫をシリーズ上映することが決定した!
ポール・マッカートニーの「シティ・フィールド幕開けライブ」を皮切りに、ビリー・ジョエルが行った「シェイ・スタジアム最後のライブ」、サイモン&ガーファンクルの再結成のきっかけとなった「セントラルパーク・コンサート」。
そしてデビュー25周年を迎えるボン・ジョヴィの「マディソン・スクエア・ガーデン・ライブ」など、ニューヨークを愛してやまない4人のアーティストによる感動のライブ映像をシリーズで上映する!
ポール・マッカートニーの【ザ・ビートルズ全米デビュー50周年】「シティ・フィールド幕開けライブ」
ビリー・ジョエル
ビリー・ジョエルの【生誕65周年】「シェイ・スタジアム最後のライブ」
ボン・ジョヴィ
ボン・ジョヴィの【デビュー30周年】「マディソン・スクエア・ガーデン・ライブ」
サイモン&ガーファンクル
サイモン&ガーファンクルの【デビュー50周年】「セントラルパーク・コンサート」
P・マッカートニーらの米NYライブを4作連続上映
2014年3月14日~スポーツ報知
第1弾は、ポールが2009年にシティ・フィールドで開催したスタジアムライブ
ポール・マッカートニー(71)ら世界を代表するアーティストが米ニューヨークで開催したライブの模様を収録した「ニューヨーク・アニバーサリーライブ」が、劇場公開されることが2014年3月13日、分かった。5月24日に公開される第1弾は、ポールが2009年にシティ・フィールドで開催したスタジアムライブ。“本場”の臨場感を大画面で楽しめるだけに、音楽ファンを中心に注目を集めそうだ。
全国約100館のスクリーンで甦る
世界的に知られるアーティストの“記念碑的ライブ”が、全国約100館のスクリーンでよみがえる。 「NY LIVE! ニューヨーク・アニバーサリーライブ」は、ニューヨーク市を愛する4組のアーティストが、過去に開催した野外ライブの模様を収録したもの。2014年5月のポールに続き、6月21日にはニューヨーク出身のビリー・ジョエル(64)、7月(公開日未定)には親日家としても知られるロックバンド「ボン・ジョヴィ」と男性デュオ「サイモン&ガーファンクル」と、4作連続で上映されることが決定した。
残されている映像を今回のために編集した“新作”
過去に映像作品として発売されているものもあるが、残されている映像を今回のために編集した“新作”。ビリーは2009年2月に大リーグ・メッツの旧本拠地シェイ・スタジアムが取り壊される前に開催した最後のライブ、サイモン―は1981年9月にセントラル・パークで行われた、ファンの間では伝説とされている再結成ライブが収められた。
2014年で350周年
オランダの入植地として築かれたニューヨーク市が英国人の支配下で1664年に「ニューヨーク」と呼ばれるようになり、2014年で350周年を迎えたのが、企画の始まり。街だけでなく、2014年はサイモン―がデビュー50周年、ボン・ジョヴィもデビュー30周年と、アーティストにとっても“アニバーサリー”な年となっている。
ニューヨーク市観光局が後援
「世界のエンターテインメントが集まる街で行われたエネルギッシュなライブを、迫力ある映像で楽しんでもらいたい」という関係者の思いで実現した4作品。いずれも、ニューヨーク市観光局が後援する。
詳細は公式ホームページで公開
上映劇場など、詳細は公式ホームページ(www.NYlive.jp)で順次、情報が公開される。
大画面で迫力のライブ続々~コンサートが映画に
2014年6月6日、毎日新聞
中止に泣いたファンの癒やしの場に
元ビートルズのポール・マッカートニーの来日公演が体調不良により急きょ中止になったのは記憶に新しい。今、そのポールのコンサートが映画として上映され、中止に泣いたファンらの癒やしの場になっている。こうした音楽や演劇などのライブ映像を映画館で楽しめる機会が年々増えている。
ニューヨーク・アニバーサリーライブ
上映されているのは、2009年に行われたポールのコンサートの模様。「ニューヨーク・アニバーサリーライブ」と銘打った、米国ニューヨークで行われた4組の公演シリーズの第1弾。ニューヨーク市という名称になって2014年で350年になるのを記念し企画された。
野球場で世界初のコンサートを開いたビートルズ
今では一般的だが、野球場で世界で初めてコンサートを開いたのがビートルズ。1965年、ニューヨークのシェイ・スタジアムだった。ニューヨークのシェイ・スタジアムが2009年に取り壊され、代わりとなるシティ・フィールドが開場。ポールによるオープン記念コンサートが収録された。
映画館ならではの魅力
DVDなど自宅でコンサート映像を楽しむことも多いが、スタジアム会場の雰囲気さながらの大スクリーンで、迫力のある音楽を楽しむことができるのは、映画館ならではの魅力だ。
2014年6月21日からの第2弾は、シェイ・スタジアム最後の公演となったビリー・ジョエルのコンサート。7月5日からはサイモン&ガーファンクル、7月12日からはボン・ジョビのコンサートが上映される。
中継のライブビューイング
また、収録公演だけでなく、現地からの中継を見るライブビューイングも人気だ。6月25日には、英国ロイヤルオペラハウスのオペラ「マノン・レスコー」が全国のイオンシネマで楽しめる。イオンシネマでは2013年にフィルムからデジタル機材への切り替えが完了し、ライブ中継の環境が整った。「海外の公演などなかなか行くことができないし、来日しても東京などに限られる。イオンシネマは地方に多いこともあり、特に地方在住のファンに喜ばれている」(イオンエンターテイメント広報室)という。
月イチ歌舞伎
一方、単に見るだけでなく付加価値をつける試みも行われている。松竹では2013年から毎月、歌舞伎の公演作品を全国の映画館で上映する「月イチ歌舞伎」を実施。また、映画館をより身近に感じてほしいと、新たに「月イチ歌舞伎学園」として、なんばパークスシネマ(大阪市浪速区)で講演会付き上映を開催。片岡仁左衛門の「女殺(おんなごろし)油地獄(あぶらのじごく)」(2014年6月28日から上映)に合わせ、7月4日に近松研究の水田かや乃・園田学園女子大教授が話す。